正義の反対は悪ではなく、また別の正義である――そんな言葉がある。
言い換えるならば、正義とは絶対的尺度ではなく相対的な価値基準に過ぎないということ。
殊に彼女らの所属する忍の業界においては、善忍と悪忍の区別は曖昧である。
誰の命を聞き、誰の為に働くか――そんな差異しかないのだから、
なおさら、正義とはかくあるべし、といった固定的な定義は不可能なのであった。
そして善忍――国家に所属しその国と国民のために働くものたちの地盤を支えているのは、
その国家そのものが善の側であり、国民が良識の徒であるという不確かな前提だ。
それを、自分に命令を下すものが国家であるからと自身を全肯定するならば――
彼女らの振るう刃は、時に、悪と見なされた側よりよほど悪辣に、冷酷にもなりうる。
そんな善忍の中でも、一際正義の概念に固執する少女――雪泉。
そのことを責め立てるのは酷だろつ。祖父からの強い刷り込みの犠牲者なのだから。
仲間や好敵手との出会いで、いくらか角は取れたものの根本的なところは変わらない。
剥き出しの刃が、国家所属という危うい鎖だけで繋がれているようなものだ。
いかに道具として優れていようが、使い手の指ごと落とすなら使い道がない。
彼女をきちんとした――管理下にある暴力装置として作り変えることは、
その力を知るものにとって、その苛烈さを知るものにとって、急務であるといえた。
人里離れた山の中、そう大きくもない屋敷が一つ。雪泉はそこに呼び出された。
任務を告げるため、人目を離れた場所を使うことはよくある。今日もまた同じだろうか?
少女は何の疑問も抱かずに、客間の襖を淑やかに開いた。礼儀作法も完璧に。
すると目の前にいたのは、彼女より年は五つは下であろう、一人の少年である。
懐の扇に手をやろうとして――これが罠ではないことを直感的に悟る。
場所の指定に問題はなかったし、少年からは害してやろうとの敵意が全く見られない。
いやむしろ、待ちかねていた何かの、さらに想像の上をいくものに対する興奮、か。
少年の顔はぼんやり紅く、雪泉の白い肌とは対照的な羞恥の彩を帯びていた。
貴方は――そう言おうとした雪泉の言葉を遮って、少年は一通の手紙と小瓶を出した。
曰く、この少年――男にしては近年稀に見るほどの才覚の持ち主――の教育をせよ、
同封の薬は、そのために我らの用意したものである、一息に飲み干すがよい――
雪泉は雇主からの手紙の判までをきちんと検めると、ぐい、と瓶を傾けて飲む。
ぽうっと、頭の中が熱く――行燈の火につられ、視界がゆらゆらと揺れていく。
麻薬や酒の訓練の時に味わったような酩酊感が、揺り戻しのたびに強くなって――
そのまま雪泉はぱったりと、座敷の中だというのに寝転がってしまった。
服が着崩れ、その豊かな胸が、谷間が覗いているのにも意識を向けることができず――
正義の反対は悪ではなく、また別の正義である――そんな言葉がある。
言い換えるならば、正義とは絶対的尺度ではなく相対的な価値基準に過ぎないということ。
殊に彼女らの所属する忍の業界においては、善忍と悪忍の区別は曖昧である。
誰の命を聞き、誰の為に働くか――そんな差異しかないのだから、
なおさら、正義とはかくあるべし、といった固定的な定義は不可能なのであった。
そして善忍――国家に所属しその国と国民のために働くものたちの地盤を支えているのは、
その国家そのものが善の側であり、国民が良識の徒であるという不確かな前提だ。
それを、自分に命令を下すものが国家であるからと自身を全肯定するならば――
彼女らの振るう刃は、時に、悪と見なされた側よりよほど悪辣に、冷酷にもなりうる。
そんな善忍の中でも、一際正義の概念に固執する少女――雪泉。
そのことを責め立てるのは酷だろつ。祖父からの強い刷り込みの犠牲者なのだから。
仲間や好敵手との出会いで、いくらか角は取れたものの根本的なところは変わらない。
剥き出しの刃が、国家所属という危うい鎖だけで繋がれているようなものだ。
いかに道具として優れていようが、使い手の指ごと落とすなら使い道がない。
彼女をきちんとした――管理下にある暴力装置として作り変えることは、
その力を知るものにとって、その苛烈さを知るものにとって、急務であるといえた。
人里離れた山の中、そう大きくもない屋敷が一つ。雪泉はそこに呼び出された。
任務を告げるため、人目を離れた場所を使うことはよくある。今日もまた同じだろうか?
少女は何の疑問も抱かずに、客間の襖を淑やかに開いた。礼儀作法も完璧に。
すると目の前にいたのは、彼女より年は五つは下であろう、一人の少年である。
懐の扇に手をやろうとして――これが罠ではないことを直感的に悟る。
場所の指定に問題はなかったし、少年からは害してやろうとの敵意が全く見られない。
いやむしろ、待ちかねていた何かの、さらに想像の上をいくものに対する興奮、か。
少年の顔はぼんやり紅く、雪泉の白い肌とは対照的な羞恥の彩を帯びていた。
貴方は――そう言おうとした雪泉の言葉を遮って、少年は一通の手紙と小瓶を出した。
曰く、この少年――男にしては近年稀に見るほどの才覚の持ち主――の教育をせよ、
同封の薬は、そのために我らの用意したものである、一息に飲み干すがよい――
雪泉は雇主からの手紙の判までをきちんと検めると、ぐい、と瓶を傾けて飲む。
ぽうっと、頭の中が熱く――行燈の火につられ、視界がゆらゆらと揺れていく。
麻薬や酒の訓練の時に味わったような酩酊感が、揺り戻しのたびに強くなって――
そのまま雪泉はぱったりと、座敷の中だというのに寝転がってしまった。
服が着崩れ、その豊かな胸が、谷間が覗いているのにも意識を向けることができず――
ゆみちゃん、ゆみちゃん。肩を揺さぶりながらの声に、少女はゆっくりと起き上がった。
ここはどこだろう。見覚えのない天井、見覚えのない畳、知らない人の声。
思わず少女は――否、幼女、と言っていい姿の彼女は、こみ上げる涙をぐっと堪えた。
この屋敷に来る前の、怜悧さを持った表情からは想像もできない、弱い一面。
彼女がそう成り果てる前の、まだまだ幼く未熟で無垢な時代の姿、そのままだった。
少年は――見れば彼女よりは一つか二つ年上のようだった――はそっと手招きすると、
明らかに身の丈に合わず、ずるずると垂れ下がった彼女の衣服を、懸命に直してやった。
けれどあくまでそれは、少し前の――十七の頃の、大人になりかけの体に合わせたもの。
そのうえ彼女の肢体は、豊満な胸と安産型の尻をしていたのだから、
いかに少年が丁寧に着崩れを正してやろうとしても、釣り合うわけがないのだった。
あちらを締めればこちらが不格好、裾は床をだらしなく這い、皺も入りたい放題。
彼が必死になればなるほど、却って、滑稽な布の立体物が作り上げられるだけで、
その中にぎゅっと隠れている彼女の恥ずかしさは、それよりも遥かに激しいものである。
おにいちゃん――見ず知らずの少年を彼女はそう呼んだ――もういい、から。
奇しくも彼は、体の縮む前とさほど変化のない一部位を基準に組み立て始めたところで、
それこそがまさに、ひんやりとした彼女の体温をも忘れさせる火照りの源泉であった。
平静さを欠いている二人にはわかるまいが、少女の凹凸のはっきりした体型のうち、
身長が縮み、尻も腰も年相応の平坦なものに戻った中で――胸の数値は据え置きだ。
それは、およそ一尺は縮んだ身長との対比で言えば、明らかに異質な重量感。
肉体相当の精神年齢に巻き戻された彼女にも、己の肉体の異様さはわかる。
自分の頭と同程度か、それより大きく見えるかもしれない乳房が、一対。
比較対象となる他の女性が一切いないこの空間においても、それは異常なものだった。
わたしのおっぱい、みないで――彼の気遣いは、逆効果にしかならなかったようで、
わんわんと泣き出す彼女に、少年はまた、あたふたと対策を取らんとするばかり。
彼に下された命は、子供に戻った雪泉の頑なな正義志向を和らげてやるために、
同年代の男子として、親身に接してやることでしかなかったのだから。
始めて見たときの、女性としての均整の取れた体の輪郭が、こうして崩れてしまえば――
無責任に鼻息を荒げるわけにもいかず、かといって何かをしてやれるわけでもなく、
二人ともが、すっかり途方に暮れてしまっていたのだ。
泣き疲れたか、雪泉は服の裾をぎゅっと掴んで丸まって、泣き腫らした目で眠り始めた。
それを見た途端、少年の全身にずっしりと疲労感がおぶさってくる。
寝てはいけない――そんな忍としての矜持も、ゆらゆら揺れる行燈の灯に融けていった。
彼がはっ、と目を覚ましたのは、すっかり日もくれた夜更けのことである。
梟の声すら聞こえぬ山の中。動く気配はお互いの他にありえなかった。
どきり、と身を竦め、思わず上げそうな悲鳴を噛み殺す。闇に不慣れな目はぼやける。
感触に従って、自身を起こしたものの正体を確かめると――それは柔らかな肉の塊だった。
ほとんど本能的に――赤子が母親に甘えるのと全く同じ様子で、雪泉は少年にしがみつき、
無意識のうちに、その大きな――不釣り合いな乳房を、その突端を、彼の足に擦り付ける。
むにゅり、と柔らかな広がりの中、不意に、ぷっくりと固い突起が現れてくる。
彼女が肉体的な暖かみを求めているのは、まだ若い少年にもすぐにわかることだった。
――そしてそれに与えてやれる答えの定義をできるものは、自分一人であるのだ、とも。
誰もいない。誰にも見られない。誰にも咎められない。ならば――
彼の内心に沸き起こったものを、誰が悪と断ずることができようか?
雪泉が目を覚ますと、少年はちょうど、彼女の乳房を饂飩でも捏ねるように揉んでいた。
ぐにゅぐにゅと、自分の大きな胸が、おにいちゃんの手の中で暴れている――
泣き出そうとした彼女を、少年はあたかもそれが普通であるかのようになだめ、
大きなおっぱいは、こうして揉んでいるうちに小さくなるんだよ――そう、嘯いた。
一切を忘れた雪泉にとって、頼れる存在は、自分の名を知っていた彼一人。
その少年が、かくも自信たっぷりに言い放つのだから、どうして疑えるだろうか。
彼の目が、単なる親切では収まらない、雄の情欲に染められていくことなどわからない。
君のためだよ――そう言われたら、大人しくそれを受け入れるしかないのである。
たとえ、胸を揉まれているうち――彼の手の熱が、血管を通して全身にくまなく広がって、
彼女の幼い肉体の雌の蕾を、急速に発展させているのだとしても――
少年はやがて、乳房を揉み捏ねる手を左手だけにすると、空いた右手を雪泉の顎に添え、
彼女が何をかを言う前に、その唇に自身の唇を重ね、舌をねじ込んで舐め回した。
こうすると、もっと効果があるんだって――その欺瞞も、やはり、見破られない。
息継ぎのたびに、おにいちゃんの汗の臭いと自分の汗の臭いがどろどろに混ざっていく――
ぼうっとした思考の中、服はよりはだけ、乳房だけが大人の不釣り合いな肢体を曝け出す。
ぴっちりと閉じた未成熟な筋、肉の薄い陰唇を、少年の――獣の目は見つめていた。
二人の唇が離れると、雪泉の顔もすっかり紅く、上気しきって艶めかしいものに。
愛撫と口付けだけで、この肉体の火照りが完結し得ないことを、彼女はすぐに悟った。
それは雌として雪泉が優れていたためなのか――彼の勃起した性器を見たからなのか。
じゃあ、仕上げに入るね――想像通りの言葉。だがそれが何より心地よい。
少年の指が、軽い確認がてら筋の上をすりすりと撫でると、まるで待ちかねていたように、
誰も通したことのない膣口が、自然と、ぬるぬる湿って左右に開いた。
体の縮む前ですら、一度も交わりを経験したことのない雪泉――
それが、少年の、欲丸出しで駆け引きも何もない前戯で蕩かされてしまったのだ。
次に何をされるか――いかに幼い思考でも、わかる。彼のものが、奥に――
敷いたままの布団の上に押し倒されたかと思うと、少年の性器が一気に最奥を穿った。
決して大きい方ではなく、彼の年齢からしても、平均かやや下程度の長さと太さ。
それでも、縮んだ膣道には持て余すほどだ。すぐに雪泉の胎内はいっぱいになった。
不安と恐怖――彼が嘘をついているのではないかとの恐れを、振り払う。
彼の背中に目一杯しがみついて、短い足を彼の背中に――回りきらないが――やり、
少年の抽挿によって、まるで別の生命のように波打つ己の大きな乳房に、声を上げた。
大丈夫、任せて、もう少し――誤魔化すのばかり上手くなる。腰の動きを止めないまま。
何かが込み上げてくる――自分の知らない何か。熱く、真っ白で、重たい、何か。
その正体は、雪泉の奥の奥、まだ子を成すには早い子宮の中にて形を取った。
少年の呼吸が落ち着くのと真逆に、うねるものが彼の中から登ってくる感覚――
ああこれが私の欲しかったもの、おにいちゃんが私にくれようとしたもの――
彼の性器がゆっくりと引き抜かれ、白い一筋の滝がつうっと先端から溢れ落つ。
きちんとその全てを受け止めてあげられなかったことを、雪泉は恥じた。
もう、いっかい――少年がそう切り出す前に、雪泉はぱっくりと股を開いて、
まだぐじゅぐじゅになっている膣口を、言われもせずに指で開いて、彼に見せた。
それに応えるように、少年の体は、彼女の体に覆いかぶさる――
一週間ののち。監視役が屋敷の襖を開けると、中からは青臭い雄と雌の交わりの臭い。
手を出してもよい――とは、どちらに向けるでもなく下されていた許可であったが、
それをどちらが先に行使したのかは、一週間掛けて嵌め潰されて、
蛙のように股を開く雪泉の姿から明らかであった。どれだけの回数がなされたのかも。
薬の効果は一月。あと三週間余りもこうして精液を膣内に刷り込まれ続ければ、
かつての鋭い刃のような雪泉は、すっかり鈍らになってしまうことだろう。
薬が抜けても、自分をひたすら愛した彼への恋慕へ正義の想いが擦り替えられてしまう。
その方がよほど扱いやすい。誰彼かまわず傷付けるような、危険な女であるよりは。
少年もまた名家の末裔、よい手駒を産んでくれてもよし――そんな考えが、あった。
おわり
むっ!!
ちんちんに一ヶ月ハメられ続けて価値観塗り替えられちゃうのいいよね…
ありがたい…
